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バイオペックス

バイオペックスを使ったオトガイ形成(あご形成)とは

あごは出したいがシリコンプロテーゼにはどうしても抵抗がある方、激しいスポーツをする方にお勧めできる美容外科の美容整形手術です。

手術の特長

プロテーゼによるあご出しは、後日下顎骨の変形をまねきます。したがって、あごを出したい方にとって、人工骨による顎形成は唯一の手術になります。
これは、人工骨(ハイドロキシアパタイトや粘土状ハイドロキシアパタイト(バイオペックス))を削り出して顎の骨の骨膜の下を剥してインプラントする方法です。

手術の概要

かつては下口唇の裏側の口腔粘膜を切開し、下顎骨のオトガイの上にシリコンプロテーゼを挿入してあごを出していました。
しかし、この部位の骨は比較的弱くプロテーゼに押され骨そのものが陥没するとともに大きな変形を伴うことが分かってきました。
しかも、シリコンプロテーゼは骨に固定しないと除徐に上へ位置が移動し顎の変形を深めます。

シリコンプロテーゼによりあご骨が浸食されてしまった症例

長年シリコンプロテーゼを入れていたため、あごの骨が浸食され陥没してしまった症例の3DCT画像です。

あごの骨が浸食され陥没してい症例写真
あごの骨が浸食され陥没しています


3DCT検査ではプロテーゼは赤く写り、側面像からもあきらかに、プロテーゼが自骨を浸食し食い込んでいるのが分かります。
このままではいずれあごの骨は崩れる可能性もあるわけです。

赤く写っているのがプロテーゼ
赤く写っているのがプロテーゼ


実際の手術の記録写真です。

プロテーゼを露出したところ
プロテーゼを露出したところ


長年入れた旧プロテーゼを取り除くと、
プロテーゼを取り除いているところ
プロテーゼを取り除いているところ


顎の自骨にぽっかりと大きなくぼみができあがっています。

プロテーゼの後にくぼみができていました
プロテーゼの後にくぼみができていました


そこで、最近では顎を出したりする美容形成手術では、けっしてシリコンプロテーゼを使わないようにします。
では、何を移植するかというと、CTスキャンの情報からオーダーメードされた人工骨を使うのです。
ハイドロキシアパタイトによる人工骨と3Dモデル
ハイドロキシアパタイトによる人工骨と3Dモデル


まず、患者さまには顔面骨CTスキャンを撮っていただきます。
このデータから正確な骨モデルを作り、さらにハイドロキシアパタイト(人工骨)で個人個人にピッタリ合ったオーダーメードの人工骨プロテーゼを作成します。
現在では、ペースト状のハイドロキシアパタイト(バイオペックス)が開発されています。このバイオペックスで、あなたの顎を自由自在に形作ることが可能になりました。

バイオペックス(人工骨)で作成したインプラントを
移植したところ
バイオペックス(人工骨)で作成したインプラントを
移植したところ

バイオペックス(ハイドロキシアパタイト(人工骨))を使った人工骨移植では、シリコンプロテーゼと異なり自骨を変形させること無く、むしろ自骨を増加させることによりしっかりしたオトガイ骨を形成させます。

顎を前方に出すことも、下に伸ばすことも、左右不対称差を改善することも、あごを尖らせることも、またそのすべてを同時に行うことができます。
しかも、しっかりした自骨と同様の強度も得られるわけです。
けっして、元の骨を変形させることもありません。
おそらく今後、美容形成の世界では顎形成(メントプラスティー)はシリコンプロテーゼではなく、人工骨ハイドロキシアパタイト(バイオペックス)に取って代わると私は考えています。

手術の流れと術後の経過

まず、3DCTつきのCTスキャン検査を行います。
検査データをもとに3Dモデルを作ります。このモデルから人工骨(バイオペックス)を使い、患者さま個人個人に合わせたオーダーメードのインプラントを作ります。
検査から人工骨インプラントの完成まで、おおよそ3週間程度かかりまます。インプラントが完成すればいつでも手術は可能です。
手術は1時間程度、時に骨削りを行う場合は2時間程度を予定します。手術後1時間程度休息をし、お帰りになれます。
4〜5日間はテープ等でしっかり固定をしますが、元々あなたの骨の状態に合わせて作成された人工骨ですので、「鍵と鍵穴」状態でしっかり固定され、術後インプラントが移動することはありません。
完全に腫れが引くのは1〜2ヶ月程度かかりますが、2週間もすれば通常の形態が大きく変わることはありません。口腔内の傷ですので、縫合は溶解糸を使い抜糸は必要ありません。

アフターフォロー

手術後3〜5日間はバンデージ圧迫をします。
術後5日程度は柔らかいものを食べるようにし、あまり強く咬む事を避けるようにします。
術後2時間で水分や柔らかい物を口にすることができます。軽い歯磨きとうがい、抗生剤リンスで口腔内を常に清潔に保つようにします。
術後1ヶ月で人工骨はほぼ安定化します。また、術後2〜3年で人工骨インプラントの1/3は自骨化するといわれています。
なお、バイオペックスは硬化開始から1週間程度で一般の顎の骨の2倍の強度を示し、移植された顎はむしろ外的障害に対しても強くなります。

バイオペックス手術の利点と欠点

オトガイ(あご)形成(メントプラスティー)の利点

自分の骨に合わせた正確な形態形成が可能です。
前方突出のみならず下方突出も可能で、決してズレることはありません。自分の顎の骨に変形が来ないばかりか、むしろ丈夫になります。もし気に入らない場合は、簡単に削骨が可能です。

オトガイ(あご)形成(メントプラスティー)の欠点

若干高価である事と、CT検査から手術まで3週間程度待たなければいけません。

バイオペックスの手術費用

項目 金額
(消費税別)
あごを出す・人工骨法(バイオペックス) 65万円
(内、人工骨作成料金(3D型成型・人工骨成型台・人工骨材料費・人工骨のカスタマイズ) 30万円
顎骨切り(オトガイ〜エラ骨の前方まで)全身麻酔1日入院 100万円
顎骨削り(オトガイ部分のみ骨削り) 50万円

バイオペックス手術の詳細情報

手術時間 約1時間程度
手術後の通院

3日目にテープ外しと傷口チェック。2週間目と1〜2ヶ月目に状態チェック。

腫れについて おおよその腫れが約10日。完全に収まるのに約1ヶ月。
カウンセリング当日治療

不可

入院の必要性 不要
麻酔 局所麻酔(全身麻酔、静脈麻酔可)
バイオペックスの症例
バイオペックスの手術の実際

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